2012/12/26

糊残り


わたしはどこで間違えたのでしょう。

修正テープをなぞってみても隠せば隠すほど露呈してしまうような気がします。

振り向いたら夥しい白線がずっとどこまでも続いておりました。


わたしはもう壊れてしまいました。

テープを貼ってみても隙間からなにかが零れ落ちていくのを止められません。

振り向きもせずにまるであのときのあなたのように冷たく突き放して去っていくのです。



いつまで間違いのまま、壊れたまま、生きるのだろう。

どうしてもっとちゃんと壊してくれなかったのだろう。

再生できなくなるまで、粉になるまで、踏み潰してほしかった。

壊死ハ ココカラ。


耳鳴リズムで甘イ牛乳をカキマゼテ
舌ピアスとスプーンがかち合って
スタートの合図が鳴ったら
壊死ノ開始ダ。

夜ハ コレカラ。




蛆氏は言いました。
「今日という日の夜は、今日だけだ。
 どこにもない夜を行け」

2012/12/08

生き止まり。


時に折、偽悪者の皮膜を脱し
刹に那、我が身の粘膜に釘を打ち

漂う
漂う
漂う
ただ、漂う

生き難い世の端を。