真白な画面を見つめていた。
カーソルの点滅が催促している。
でも、何も書くことがなかった。
私には何も無かったのだ。
END│
どこに堕ちればいい?
傷はどこに記したのか?
墜
落
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
どこに堕ちればいい。
もうすぐすべてが終わる。
傷に還りたかった。
忌まわしい傷跡でも。
無意識にも過ぎ去る。
掴むこともできず戻ることも進むこともできない。
─ここにいるだけだ
私はここにいるだけで、
時はここではないどこかを求めて流れていく。
私に留まることなく流れていく。
瞬間のうち、
あなたになにかを応えることはできたでしょうか。
─おそらくなにもできなかった
おそらくなにも。
無情に通り過ぎる景色を焼き付ける。