突き刺してほしい
君だけは赦さないでいて
覚えていてくれるのなら
赦さないでいて
過去が私を罵り
現在が私を捕まえた
影が千切れて剥きだしの私が佇む
扉の向こうにゆけなくとも
垣間見えた未来には
私が存在しないことに安心した
醜い花が裂く
解ける糸のように
汚れきった僕を洗いに来ました。
落ちませんでした。
僕の潜在意識は覚醒せず。
乾燥機の中は暖かくて、
外に出たくはありませんでした。
ほかほかの僕。
今だけ限定、
柔軟な思考のニンゲンでいられます。
次に洗うべきは
あなたですか
セカイですか