2012/11/26

とまもな朝


虚構に生きている。
光の眩しさでさえ疑う。
手触りを感じられたら偽でもいい。

なんでもいい。
字体にするだけだ。

今日の脳内の蛆たちはおとなしくて
味噌汁的な朝だった。
そら汁はちゃんと水色を従えてた。
もとまな一日のはじまり。


光が本物なのか、手をかざした。

 噛みつかれた手のひら
 真っ赤な嘘に塗れる僕の血潮

まともな僕の終わり。

2012/11/11

-境界線-


とにかくサイテ-な-日だった。
マイナスに付き纏われている感じ。
何も見たくない。
何も入り込んでほしくはないし、遮断していたい。
も-自分にうんざり。曖昧に笑ってみせたりしてさ。
はっきり言えればい-のに。
「嫌いなんだよ」
「近寄るな」
心の中でしか喚けね-。

2012/11/08

残存ノ枷




辛うじて生き残りし枷に同情などいらない


時々もう一つの枷を思う


繋がりは解き放たれたのか知るすべはなく


そこにあなたはいますか


もうなにも持ってはいないのだろうか
痛みすら