ものすごい破壊音を立てて壊してほしい。
輪郭がなくなるほどに。
残虐なまでに。
粉々にしてほしい。
塵でも糞でも構わない。
ぼくののうが機能しなくなるまで。
まだ、
まだ書けているよ。
ほら、
愛飢えお
左死すせ
ぼくののうはまだかろおぢて
本当の痛みはどこにある?
傷口の奥に潜んでる。
瘡蓋ができる頃、深きに堕ちて永遠に渇かず。
増殖して
不味いあなたを齧る。
不味いあなたを喰い尽くす。
黒い夜に堕ちる雪
塞いだ手の中砕け散る
微かに弾く旋律を聞いた
繋いだ指先に伝わる鼓動
どうか永遠に続くようにと願った
黒い夜に耀う星
伸ばした手のひら霞めゆく
彼方に架ける孤独を放ちて
静寂の欠片を閉じ込めよう
残酷な言葉にのせて