2013/05/24

時ノ音


黒い夜に堕ちる雪
塞いだ手の中砕け散る
微かに弾く旋律を聞いた

繋いだ指先に伝わる鼓動
どうか永遠に続くようにと願った


黒い夜に耀かがよう星
伸ばした手のひら霞めゆく
彼方に架ける孤独を放ちて

静寂の欠片を閉じ込めよう
残酷な言葉ウタにのせて