どこまでも闇しか見えなくて
掻き分けて泣き喚いて
腐った瞳から流れるのは
黒い闇のような黒い闇で
頬伝う闇が闇に溶けて
BOKUもいづれ闇に溶けるのだろう
何年経とうとも変わることなく僕は未だ同じ場所にいる
きっとあの場所で死んだのだ。
あの冷たいアスファルトの上で。
手をかざして透けて見える景色は誰のもの?
街ゆく人たちはみんな誰かのもとへ帰る
みんな誰かがいるのかな
・・・僕は誰のもの?
こんなに広い空なのに
こんなに広い空のなか
僕はひどく空洞なのか
誰にも映らない僕
誰のものでもなく
なにものでもなく
裂けてしまったあの日に声を置いてきた。
どんなに助けを呼ぼうとも、
もう誰にも届かない。
もう誰にも届かない
誰にも