2019/01/10

静寂を侵蝕する黒い粒子から逃れるためのカラフルな遮断


いつしか時をはぐれて蹲っていた
ここには何も聞こえない何も届かない


違う、
聞こえないのは耳を塞いでいるからだ
届かないのではなく自分で拒んだ
傷つくことに恐れ自分を守ったつもりでいたけれど最終的に、



あなたを傷つけたのは、僕でした。




塞いでいた耳から手を離すと規則的な音を立てて時は動いていた


僕だけが間違った影、でした。