2020/08/13

キジョウノクウロン/RaiL


壊れた虹から色が零れ、

割れた陽から光が消え、

僕という殻が滅びていく。


僕は、忘れるのだろう。

生きたことを。

散る花の匂いすら。

君を愛したことも。


不覚にも。