いつか見た夢を
どこへ置いてきたのか
どこで諦めることを
決意したのだろう
真実の朝
探したものを手にしたとき
砂のように堕ちていく
それでも
残った儚さ握りしめて
諦めないことから始めればいい
そばにいるだけでよかった
触れることのできない指先かすめ
雨は歌う
幻想の月華が誘う
キヨラカナ冷たさを切りつけて
泣き止まない明時の空に
罅割れた心を浸してゆく
そばにいて枷を与えてほしかった
不自由な愛でいいから
何を赦されなくても
どこにいても君影のさざ波が聞こえてる
一筋の光が真実を導くように
永遠に紡ぐ
彼方に架ける孤独を雨は憂う