2025/06/01

↑Nought↓(完結編)



 視界はざらざらしていた


黒と白が混ざり合うことなく漂っている


古傷があぶくのように

僕のもとから消えてゆく



ざらざらの中でなにも無い僕は・・・

僕だけは狂っている