2012/08/01

不燃物


投げつけた破片を全て拾われて繋ぎ合わされて継ぎ目がワカラナイほどに補修されてみても
光沢が出るまで磨かれたとしても
僕はゴミであることに変わりない

何度でも傷付けられて何度でも修復されてまた傷付けられて
いつか粉々になり
あなたのすくいあげた指の隙間からするりと零れ落ちる

指と指の隙間を通り抜けるとき
僕はきっと謝辞を述べるでしょう

僕は初めからゴミだったのだから