ザラツイタ言葉を持って雨音を握り締めた
不確実になるあの人の気配君は知らない
僕がどんな軽薄さを抱えているのか
君に見せる傷の内側で
絶望の細胞を作り続けていることを
痛みを塞がれた唇は
どこで叫べばいいの?
なにも聞こえないふりで僕の皮膚を破く
その指先の凶器の鈍い輝きに
カイラクを映して
苦い
苦い
記憶のFilm
赤い
赤い
痛みのkakera
人知れず零れて ユ ガ ム
戸惑いに溺れそうになりながら
繊細な糸口をたどる
閉ざされた行き先の向こうに
あの人がいたとして…
記憶の淵で
今君の名を叫ぶ