2013/03/14

汚ル


脳ミソの皺に食い込んでル甘ったれた言葉と、
心の襞に巣食ウしみったれた思い出が、
折り重なって螺旋状に絡みついてクる。
クるクるクるクる回ル階段を上りきったら

そこには、

当たり前の色に着色された白い雲と青い空が広がっていて、
僕は黒の絵の具がついた絵筆を無造作にポケットに仕舞い、
ふわふわした雲と澄み切った空に向かってパレットを投げつけた。

舞うパレットと、僕のポケットだけが、

黒ク。