ーW H E N T H E S U N S L E E P Sー 唾 棄【字体安置室】
きらイなもの
セ゛んぶ
とじコ〆て
「なクなればいい」
と
僕をSIk∃Nk∀Nに入れて
木々は言った
掛け違えた釦
切れる糸の音
見失うのは一瞬だった
あの釦じゃないとだめなのに
放ったままのシャツに
もう移り香はなく
またこうして
独りの朝を迎えてる
僕ヲ 取リ残シテユク冷厳な黒に触れたくて指先を伸ばしても
世界が死んだ
蟲螻むしけらのようなビルを眺める
あの明かりも欲しいものではなかった
ホシイモノがなんだったのかさえうまくいえない
蟲螻の中には欲望が蔓延していることだろう
それらを奪い取り
蟲螻に寄生する人間どもの口の穴に詰め込んでやれば
欲望など塵屑程度の物だと思い知るだろう
思い知るがいい
この世界は死んでいる
だけど
ボクが纏う温度まではわからないじゃないか。
触れてもいないくせに。
その清潔な指先で。
ボクは思うんだその清潔な匂いの清潔すぎる指先は清潔な匂いでたぶん水道水くらいの冷たさを纏って清潔にボクを罵るの。