Ð A K i
ーW H E N T H E S U N S L E E P Sー
唾 棄【字体安置室】
終了
2022/03/16
みにくいアワレの箱
悲しみの、底にいた。
色付いた世界は僕をひどく憂鬱にさせた。
色の届かない箱の中で、膝とひっついて、僕は僕を哀れんだ。
傷はいつまでたっても乾かなかった。
一粒の水滴に映る輝きでさえも眩しかった。
眩しくて、目を背けた。
背けたくて憎たらしい。
憎たらしくて、悲しい。
悲しみの、箱にいた。
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