2023/05/18

雨と無価値




ただ文字を重ねているだけ。

乾いた吐物があるだけ。


何れ肉体が消え去るとき、すべてが消滅するのでしょう。

深い夜の末、雪が消えゆくように。



産声をあげたくなかったのです。私は。



世界の片隅で価値ない者が価値ない物を嘔吐する。

今ここで去り、蔑むべきです。あなたは。私を。