痛みは時を読み
僕を削る
胃液色の汚れた陋劣の文字が漏れ
僕を飾るまで
孤独が時を踏み
レッテルの譜だけが残留するのだろう
いつか錯くのだ、
不確かな暗闇を奏で
始まりの花が
殻となった僕の内側を
甘い紅茶が撫でていく
(檸檬ノ記憶には
君ガ
いるのかもしれない)
黄色い未練を
曖昧な僕に注ぐ
わずかに浸る、Glitch断片
いざよう思いが
青に染みて
私は記憶に取り残される
幸せな思い出もあったはずなのに
悲しいことしか思い出せない
青は私を齧り
私の記憶からまた
幸せの断片を切り取っていく
幸せな思い出もあったはずなのに
悲しいことしか思い出せない