ーW H E N T H E S U N S L E E P Sー 唾 棄【字体安置室】
夜空を切る一粒の雨
冷たい粒子を感じて目を閉じる
揺らぎのない確信を飲む
それは喉の奥を流れて
僕の核心に付着した
やがて陽が空を切り
一粒の光が射すことでしょう
温かい粒子を感じる頃
僕は眠りに就くでしょう
僕は僕を抱いて
冷たい僕を
陽は溶かしてゆくでしょう
僕の粒子をいつしか
月が照らすことでしょう