2022/08/22

(XV.悪魔)欠けル



陽に照らされた僕の内側で、反復した夢の後味は悪い。
カーテンを閉めて、僕の影を殺した。

暗がりに灯るパソコンの画面と流れるサウンドは、死した僕への弔いだ。

今日を生きられるだろうか。
明日を生きているだろうか。
陽が射すたびに僕は終わる。


また同じ夢を見る。
僕から少しずつ僕が削られて、痛みだけを知ルのだろう。