ーW H E N T H E S U N S L E E P Sー 唾 棄【字体安置室】
堕ちゆく花片
かすかに放つ甘い匂い
私を纏う死にたての欠片
花は嫌いと言ったのに
憎しみの言葉は螺旋となり
夕闇を待ち蕾生む
二度と咲くことなく
かすかに響く孤独の詩(うた)
私を厭うありふれた唾棄
確実に近づく終焉の気配。
黒と白が混ざり合うことなく漂っている
古傷があぶくのように
僕のもとから消えてゆく
ざらざらの中でなにも無い僕は・・・
僕だけは狂っている
歪んだ境界線の縁で
歪んだ世界を見てる
水玉模様の景色が
視界をはじいて
ただのきれいな町がそこにある
ただのきれいな町に酔いしれて
ぼくのきたない内側に
斜め模様の光射す
残片がアミダの道をたどり
せわしなく蠢いている
何処へ逝クのか
何処〓も逝クことは無いのか
アタリはあるのか
誰〓もわからない
雪片がナミダの跡を消して
し✓し✓と降る
此処ではない場所を求めても
此処〓しかいられない
ハズレの人生〓
唯しがみつくだけ
朧々″な月を見あ々″て
無の感情で死を待つ
ゆらゆらと灯る雪が
冷たくなった僕〓
降
る、
る
°