ーW H E N T H E S U N S L E E P Sー 唾 棄【字体安置室】
僕は 宿るべきではなかったノだ。
咆えるべきデはなかったのだ 僕は。
光は無慈悲に己を照らした。
確かに生きたはずなのに痕跡は無ク。
彷徨の果て朽ちてユく。
それはとても醜く、哀れな残骸だった。
カスタネットベンキを叩いて
ポップに弾けるオート
グるグる回るセカイ
右目絶望と左目諦めで
納得のいかない覚悟を探してる
黒いノイズが垂れる
腸がはみ出したみたいに
そういう軌道だったから
弱い僕から言葉が漏れる
虚飾の言葉が漏れる
そういう軌道で
反吐を散らしながら
偽善者装ってる
文字は消失する
誰の目にも
誰の心にも
ひへんも
きへんも
ぎょうがまえも
ゆうべも
構成されることなく崩れ落ちる
真白なノートが完成したら
二十四時間後、直ちに燃やしてほしい。
何故に
孤独を従えて此処に或る?
誰に突き刺す
無い感情を
手応えなどなく
誰もが通り過ぎる
有る私を
誰にも私は映らない
無意味な言葉並べて
有意義に広がる空に
ただ一点の汚濁となる
もう二度と交差することのない線を記し続けている
僕はあと何センチで途切れるのだろう