わたしはどこで間違えたのでしょう。
修正テープをなぞってみても隠せば隠すほど露呈してしまうような気がします。
振り向いたら夥しい白線がずっとどこまでも続いておりました。
わたしはもう壊れてしまいました。
テープを貼ってみても隙間からなにかが零れ落ちていくのを止められません。
振り向きもせずにまるであのときのあなたのように冷たく突き放して去っていくのです。
いつまで間違いのまま、壊れたまま、生きるのだろう。
どうしてもっとちゃんと壊してくれなかったのだろう。
再生できなくなるまで、粉になるまで、踏み潰してほしかった。

























